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アメリカの胎児性別テスト事情

今年の8月、『ニューヨーク・タイムス』で、”妊娠7週目で受精卵(胚)の性別を判定する市販薬”についての報告が掲載されました。『IntelliGender』や『Pink or Blue』といった尿検査もしくは血液検査での判定薬が、アメリカのドラッグストアやオンラインで手にはいるそうです。

その一方で、『ジャーナル・オブ・メディカル・アソシエーション』という専門誌では、57件の症例をもとにした報告が掲載されました。そのなかで、母親の血液を使った検査、特に、妊娠20週過ぎての検査は正確ですが、尿を使った妊娠7週未満の検査は必ずしも信頼性が高いわけではない、と結論づけています。

先の『ニューヨーク・タイムス』では、妊娠そのものを周りに話す時期以前に、赤ちゃんの性別を決めつけてしまうのは、倫理的に議論が起こりそうだし、希望しない性別の赤ちゃんの場合、堕胎につながりかねないと懸念しています。

それに関連した情報として、アメリカの不妊治療クリニックでは、性別希望を受け入れるところがあるそうです。着床前遺伝子診断により、胚に遺伝性疾患がないかを確認し、その時点で医師が胚の性別も確認する。論争が起こりそうですし、それぞれのクリニックが独自にその問題に対応しなければなりません。生殖医療に関するアメリカの倫理委員会による報告では、『性別を選ぶことは、遺伝子疾患が遺伝するのを防ぐ場合にのみ許される』と厳しい立場をとっているようです。

もし、クリニックで『どちらのお子さんをご希望ですか?男の子?女の子?』と聞かれたら、性別の希望を伝えることができるでしょうか?ちょっと考えさせられますね。今回はアメリカの生殖医療の先端の話題でありながら、なおかつ市販判定薬として消費者が手にいれられる胎児性別テストについて触れました。日本でも早期の性別判定が話題になる日がくるのでしょうか、少し気に留めておきたいところです。
テーマ: お役立ち情報 -  ジャンル: ヘルス・ダイエット
by Theracua Staff  at 13:08 |  妊娠にまつわるお話 |   |  trackback (0)  |  page top ↑
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