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不妊症と食生活 その3「妊娠力をアップする10の法則~後半~」

「The Fertility Diet」~受胎能力と食事~という本から、不妊治療に効果的な食生活、10の法則をご紹介しています。
不妊治療と食生活というテーマで書かれた本は、徐々に出版されつつありますが、残念ながら、しっかりとした研究の元に書かれているものは、まだまだ希少です。常識的な食生活のアドバイスにとどまるものではなく、妊娠を望む多数の看護士さんたちを対象に、包括的で広範囲に渡る、長期間の調査結果をベースに書かれているのが「The Fertility Diet」です。

前半では法則1から5までをお伝えしました。後半では残る6から10までの法則を、東洋医学的な見解も織り交ぜてお伝えします�u���b�R���[

The Fertility Diet: Groundbreaking Research Reveals Natural Ways to Boost Ovulation & Improve Your Chances of Getting PregnantThe Fertility Diet: Groundbreaking Research Reveals Natural Ways to Boost Ovulation & Improve Your Chances of Getting Pregnant
(2007/11/11)
Jorge E., M.D. ChavarroWalter C., M.D., Ph.D. Willet

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6.葉酸やビタミンB群が含まれるようなマルチビタミンをとる。
妊娠中に作られる最も大切な器官として、赤ちゃんの神経組織があります。この過程において、葉酸の働きは特に重要と言われています。妊娠初期に必要なものなので、妊娠トライを始める前から摂取することが重要です。葉酸は緑黄色野菜や豆類にも多く含まれているので、バランスの良い食生活を心がけましょう。

7.果物や野菜、豆類、そしてサプリメントなどから十分な鉄分を補給する。ただし、赤身の肉からの摂取は望ましくない。
欠乏すると貧血の原因となる鉄分は私たちの身体に欠かせないミネラルです。レバーなど赤身のお肉は鉄分を多く含むため、摂取するのが望ましいと言われることが多いのですが、この調査が行われたハーバード大学公衆衛生大学院の研究では、赤身肉に含まれる鉄分がインスリン抵抗性を高める可能性があると警告を鳴らしています。不妊とインシュリン抵抗性の関係は1月26日のブログでもお伝えしていますので、ご参照下さい!


8.飲み物の取り方;水はすばらしい。また、適量であれば、コーヒー、紅茶、そしてアルコールも飲んでよい。避けなければならないのは、砂糖が含まれたソーダなどの清涼飲料水。
とはいえ東洋医学的には水の過剰摂取も、冷えの原因になったり、アトピー、喘息、浮腫、頭重感などの水毒の症状を引き起こしたりするので注意が必要です。肝心なのは水があることではなく、水がうまく循環していることです。身体を温め、適度な運動をしながら規則正しいリズムで生活することで水の循環は改善されます。水を摂取するときには冷えたものではなく、室温のものをおすすめします。カフェインやアルコール、「一切禁止」とするのは反って窮屈ですね。あくまでも少量ですが、時にはストレスリリーフのエッセンスとして、上手に活用してください。

9.健康的な体重を心がけること。もし、太り過ぎであれば、体重の5~10%を削減することで、排卵を飛躍的に活性化できる。
これはあくまでもアメリカでのリサーチなので、「太り過ぎ」の概念が日本とは少しずれているかもしれません。多少ぽっちゃりしているほうが、女性ホルモンのバランスが良い場合もあります。また東洋医学的には、体重そのものよりも「太り方」によって体質を判断することをより重視します。特に肌が白く、冷たく、水っぽく太っている場合は、内臓の代謝が落ちていて水の循環も悪くなっていることが多いので、水の飲み過ぎには注意が必要です。

10.適度な運動を日常的に行う。普段運動しない人は、毎日できる軽いエクササイズプランを、逆に普段している運動がある人は、その中からいくつかをピックアップして行うとよい。あくまでも、適度な量を心がけること。特に痩せている場合には、やり過ぎに注意。過度なエクササイズは、妊娠の妨げになる。
適度な運動は気や血の流れを促進しますが、疲れすぎると逆に消耗して卵子や内膜のクオリティに悪影響を及ぼします。毎日1時間くらいのウォーキングがおすすめです。
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by Theracua Staff  at 17:51 |  妊活応援ニュース |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

思うツボ 2.「脳にあるツボ」

使い方によって様々な治療効果を引き出せるツボですが、その謎を解き明かすために、いろいろな研究が行われてきました。しかし、未だにその正体は不明です。毛細血管が集まっているとか、神経終末が多いとか、電気抵抗が弱い場所などと言われていますが、前回の「ツボは見えない」でもお伝えしたように、ツボが見えた!という人は未だにいないのです。

私たち鍼灸師はそのツボを刺激して治療をします。たとえ見ることはできなくても、その効果はしっかりと見たり感じたりすることができます。例えば凝っている肩のツボにハリを打ったり、下痢や生理痛時にお腹のツボにお灸をして温めたりすることで症状を緩和させることができます。このような直接的、局所的なツボ刺激の作用はみなさんにもご想像がつくのではないでしょうか。
しかし、ツボの本当にすごいところは、間接的、遠隔的、全体的に作用することにあります。

例えば有名な「足三里(あしさんり)」というツボ。
松尾芭蕉が奥の細道を歩くときに「ももひきの破れをつづり、笠の緒つけ替へて、三里に灸据うる より、松島の月まづ心にかかりて...」と書いているように、健脚のツボとして有名ですが、これは局所的な刺激療法です。足三里は膝の下、前頚骨筋という筋肉の上にあります。鍼灸によって前頚骨筋の代謝が上がると歩行時につまづきにくくなるのです。
足三里
↑膝下、外側、赤いハリを打ってあるところが足三里です!

また、足三里は胃の経絡の上にあるツボです。私たち鍼灸師は足三里を、胃をはじめとする消化器系の調子を整えるために多用します。足三里をハリやお灸で刺激すると、胃液の分泌が活発になり、食後に胃がもたれる、胃が重い、胃が冷たいなどの症状が改善されるのです。

とはいえ、足三里から胃に直接つながっている神経があるわけではありません。足のツボへの刺激が、どうして遠く離れた胃の調子を整えるのでしょうか? 

足三里への刺激を感じるのは脳の感覚野と呼ばれるエリアです。感覚野で受けた刺激は、シナプスを介して脳全体に広がり、その刺激に対してどのような対処をするか瞬時に判断が下されます。そのときに、胃の働きを調整している自律神経にも、なんらかの信号が送られるようになっているのかもしれません。あまりよい例えではありませんが、マンションの201号室の火事が、上階の301号室に飛び火するようなものと考えてみて下さい。足三里と胃は、脳の中ではご近所さんというわけですね。

ツボの間接的、遠隔的な作用は、数千年に及ぶ東洋医学の歴史の中で得られた、膨大な経験に基づく英知であり、神秘なのです

ツボの正体を明かすために、長年、ツボの位置周辺の皮膚組織や神経の研究が続けられてきました。最近では、ツボというのは脳にあるものなのではないか?というの見解が大きくクローズアップされ始めています。心地良いハリの刺激で症状が改善したら、今度はその刺激を思い出すだけで身体に同じような反応が出るというレポートもあります。

鍼灸治療院セラキュアでは、治療の際に局所的な症状緩和のみにとらわれず、このようなツボの働きを考慮に入れた全身治療をしています。私たちの打つハリが、みなさまの心地良い記憶となって、その効果がさらに大きなものとなるように、心をこめて治療させていただきます
テーマ: 健康 -  ジャンル: ヘルス・ダイエット
by Theracua Staff  at 19:52 |  東洋医学よもやま話 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

不妊症と食生活 その2「妊娠力をアップする10の法則~前半~」

前回の「血糖値と女性ホルモン」では、生殖ホルモンとインシュリンの関係から、食生活を見直すことが不妊治療につながるとお伝えしました。この記事は「The Fertility Diet」~受胎能力と食事~という本からのご紹介でした。
この本は,ハーバード大学公衆衛生学大学院で、妊娠を希望している18,555人を対象に行われた、8年間に及ぶ追跡調査を元に書かれています。

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(2007/11/11)
Jorge E., M.D. ChavarroWalter C., M.D., Ph.D. Willet

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研究に参加したのは、健康のプロフェッショナルでもある看護士さんたち。食生活,エクササイズ,仕事とストレス,その他個人的な問題についての膨大な質問に、丁寧に答えることの出来る彼女たちの信頼できるデータが裏付けている、受胎能力がアップする食生活とはどのようなものなのでしょうか。

この本には、健康的な妊娠とその維持、そして安全な出産を迎えるために必要な食生活についての10ヶ条が書かれています。
アメリカの大学で行われた研究ですが,東洋医学的に考えても重要だと思われる項目も含まれていて,ぜひ,みなさまにもトライしていただきたいものばかり。数回に分けて、ご紹介していきます。

1. トランス脂肪酸、動脈を詰まらせるような脂肪が含まれているような市販食品やファーストフードを避ける。
これは前回同様、糖尿病食に通じますね。

2. オリーブオイルや菜種油など、精製されていない植物オイルを用いる。
精製されていない,自然の状態の食品を取ることは,一物全体(いちもつぜんたい)という日本古来から伝わる食療法にも通じます。

3. 豆類やナッツ類などで植物性タンパク質をもっと摂取する。同時に,動物性タンパク質を減らす。
豆類,ナッツは,生命力の根源である、腎気を養う食物でもあります。

4. 炭水化物は全粒粉や玄米など精製されていない食品にして、食事による血糖値、インシュリンを上げすぎず、緩やかな変動を保つ。高度に精白された炭水化物は、血糖値,インシュリンの値を急激に上げてしまう。
胚芽や殻がすべて含まれている穀物は,栄養があるだけでなく,よく噛まなければならないために、満腹感を促し、腹八分目で満足することができます。また、よく噛むことで唾液が増し、消化吸収を助けてくれる優れものです。

5. 一日一杯の牛乳、小さなアイスクリーム、またはヨーグルトを食べる。これらは脂肪分無調整なものがよい。ただし、脂肪分の高い食事をする際には,一時的にカッテージチーズやフローズンヨーグルトなど,低脂肪、無脂肪の乳製品に変えてもよい。

これは、少し驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。アイスクリームを食べてもいい!なんて,嬉しいですね。
ここでも、一物全体、食物はなるべく自然のままで摂取できる、無調整の乳製品が勧められています。東洋医学的には、身体を冷や過ぎてはいけないので、温かいものと一緒に食べるなどの一工夫が、さらに美味しく、楽しい食生活につながるのではないかと思います。

次回は、後半6~10までをご紹介します!

テーマ: 健康 -  ジャンル: ヘルス・ダイエット
by Theracua Staff  at 13:22 |  妊活応援ニュース |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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