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マーガリンで不妊?トランス脂肪酸と妊娠率の関係

みなさん、甘いドーナツやクッキー・菓子パンはお好きですか?
美味しくてついつい手が伸びてしまいますよね

しかし食べ過ぎると、不妊症になる可能性があるのです!


「トランス脂肪酸」をご存知でしょうか?
トランス脂肪酸とは、200℃以上の高温で処理した食用植物油や、食用油を液体から固体へ硬化させる製造過程で発生する副産物です。
体内で代謝されにくく残りやすい物質のため、身体に悪影響を起こすとされています。

・ 悪玉コレステロールを増やす
・ 善玉コレステロールを減らす
・ 動脈硬化、心臓疾患のリスクが高まる
・ アレルギーの悪化(アトピー、花粉症など)

2008年には WHO (世界保健機関)より
「トランス脂肪酸が動脈硬化を引き起こし、心疾患を発症する危険性を高めることが明確になった」
との報告があります。

このトランス脂肪酸は特にマーガリンやショートニング、ファットスプレッド等の硬化油を原材料に使用した菓子パンやドーナツ、クッキー、スナック菓子などに多く含まれています。アメリカで心疾患による死亡率が高いのも、ドーナツやクッキーなど多く摂る食文化が関係していると言われています。


さて、このトランス脂肪酸がなぜ不妊症と関係があるのでしょうか


アメリカハーバード大学の研究チームが
「トランス脂肪酸は排卵に悪影響があり、不妊症の原因の一つとなっている可能性がある」という発表をしています。

また、体外受精を受けている100名の女性に対し、血中トランス脂肪酸濃度と治療成績の関係を調べた研究もあり

「トランス脂肪酸濃度が高い女性ほど、体外受精の成功率が低い」
との結果も出ています。


血中のトランス脂肪酸濃度の低いグループと出産率を比較したデータでも、

・濃度が普通のグループは10%出産率が低くなる
・濃度が高いグループは18%出産率が低くなる

との結果が出ています。

さらに、血中トランス脂肪酸濃度の高いグループは、移植あたりの着床に失敗する確率が6.7倍も高くなるという研究結果も出ています。


アメリカやカナダ・イギリスなどでは、トランス脂肪酸は身体に悪影響があるとされ、使用に規制をかけたり、食品に含まれるトランス脂肪酸の表示を義務付けています。

輸入菓子のラベルを見てみると「トランスファット0 g 」の表示があります。
ご覧になったことはありませんか?


アメリカ クッキー
クッキー アメリカ

カナダ チョコクリーム
チョコクリーム カナダ


一方、日本ではそのような表示はありませんよね。


菓子パンの裏面
菓子パン



なぜならば、日本ではトランス脂肪酸に対する規制がないからです。


一部のメーカーでは油を変えたり、使用量を減らすなどの対策を行なっているところもありますが、食品の品質や食感などの向上を目的に、ほとんどのお菓子に使用されている状況なのです


体外受精をしているしていないに関わらず、妊娠を望んでいる方はご自身で意識をしてトランス脂肪酸を摂取しないように気をつけていく必要があります。


例えば同じ菓子パンでも、蒸しパンにはマーガリンやショートニングが使用されていません


蒸しパンの裏面
蒸しパン


このように原材料を確認して、購入するようにしてみてください


また、同じ脂肪でも質の良い「オメガ3脂肪酸」を摂ることをおすすめします。

「オメガ3脂肪酸」とは、主にエゴマ油・亜麻仁油・くるみ・青魚・緑黄色野菜・豆類に含まれており、このオメガ3脂肪酸の血中濃度が高いほど、胚の形状が良いことや、着床率・妊娠率が向上したとの研究結果もあるんです。


妊娠、出産の確立を上げあるための基本は「食生活」です サプリや有機野菜などを摂取することも大切ですが、体に悪いものを知り、避けることも忘れないようにしたいですね

セラキュアでは、鍼灸での不妊治療の際に、食養生/食生活のアドバイスも行っております。お気軽にご相談ください。
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テーマ: 健康管理 -  ジャンル: ヘルス・ダイエット
by Theracua Staff  at 13:54 |  妊娠にまつわるお話 |   |  trackback (0)  |  page top ↑

メラトニンが卵の質を改善する?!

だんだんと春めいてまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか


以前「意外としらない卵子のお話」で、卵子の老化についてお伝えしました。(※まだお読みでない方はコチラ
排卵される卵子の元となる原始卵胞は、私達がお母さんのお腹の中にいる胎児の頃に一生分用意されています。そのため、今排卵されている卵は、自分と同じ分だけ歳を重ねています。加齢とともに卵子は歳を取り、妊娠できる能力は低下していきます。眠っていた

原始卵胞
が目覚めて成長をはじめ、第一次卵胞→第二次卵胞→成熟卵胞と成長をして排卵にいたるまでの期間は約180日つまり卵子の老化を食い止め、質を改善するためには、少なくとも半年以上をかけてライフスタイルを改善することが大切です
*内膜や卵胞の質の改善は、冷えが取れて血流が改善されればもっと早く実現できます。

ここで、卵子の質を改善する作用があると注目されているのが「メラトニン」
ある研究では、メラトニンを摂取すると変性卵率が低下し、受精率が上昇したという結果が報告されています。メラトニンの抗酸化作用は、卵巣内酸化を抑制し、卵の質を改善することができると期待されています。


そもそも「メラトニン」って何なのでしょう


睡眠が卵の質を左右する!?
メラトニンとは、脳の松果体という場所から分泌されるホルモンです。メラトニンには1日の中で分泌リズムがあります。朝光を浴びると分泌がとまり、暗闇で分泌が促進されます。朝日を浴びてから約14時間〜16時間後徐々に分泌が高まり、深部体温を低下させるとともに眠気を誘導します。いわゆる、「体内時計」をつくっているのがメラトニンです
 
ところが、夜に強い照明の中にいたり、朝の光を充分に浴びないと、体内時計が乱れ、メラトニンの分泌も減ってしまいます。メラトニンの分泌のピークは午前2時。その時間に熟睡をしている状態が理想です。眠りが浅い、寝付きが悪いなどの睡眠トラブルがある方は、体内時計が乱れ、メラトニンの分泌が低下している可能性があります

そしてメラトニンには、体内時計を作るだけではなく、体を老化から守ってくれる抗酸化作用もあるということがわかってきました。抗酸化作用とは、体を酸化=老化から守ってくれる力のこと。切ったリンゴが空気に触れて時間がたつと酸化して茶色く変色するように、私達の体も酸化し錆びていきますその酸化の原因となるのが活性酸素。この老化を招く活性酸素を追い出す抗酸化作用をメラトニンは持っているのです。すごいと思いませんか?!メラトニンの分泌が低下しているということは、卵の酸化=老化のスピードも早いということです。メラトニンを分泌させる生活を身に付け、体も卵もアンチエイジングしていきましょう



メラトニンを分泌させる習慣とは?
朝の習慣
①起きたら早めに朝日をあびてメラトニンの分泌リズムのスイッチオン。

朝食を食べることで、基礎代謝をアップして、体を活動モードに。

同じ時間に起床し、メラトニン分泌サイクルを一定に。



夜の習慣 
夜は強い光を浴びず、メラトニンの分泌を促進!

寝る前にお風呂や足湯で体を温める!一度体が温まった後、深部体温が低下すると眠気が誘導されやすくなります。その温度差が大きいほど、疲労回復や質の高い睡眠につながると言われています。温泉に入った翌日は、体がすっきりしていませんか?

カフェインの摂取は午前まで!睡眠の質をさげないよう、午後は控えましょう

ベットで本は読まない。脳が活動モードになってしまいます。

夕食は寝る3時間前までに。インスリンが分泌されると、眠りの質が低下することがわかっています。


メラトニンって摂取できるの?
アメリカではサプリメントとして流通していますが、日本では認可されていないため購入することはできません。メラトニンの分泌を促進する以下の食べ物から取り入れていきましょう!
  
オススメ食材はコチラ
 ブロッコリー、アスパラ、フレッシュミント クルミ、ざくろ、黒茶など
 またメラトニンの原料となるのは蛋白質。大豆や鶏肉、卵なども不足しないよう意識して取り入れていきましょう

 この食生活はNG
  血糖値の乱高下は体にとってストレスとなり、メラトニンの分泌を低下させると言われています。血糖値を急激にあげてしまう甘いものは取り過ぎないように注意しましょう。食事の後、すぐ怠くなったり眠くなったりする方は血糖値の乱高下が起きている可能性大。食事をする時は、いきなりご飯やパンをたべるのではなく、サラダや食物繊維から食べるようにすると、血糖値の上昇が緩やかになります。

また食後血糖値の上昇度合いを測る指標として、GI値(グリセミックインデックス)があり、GI値が高いほど血糖値が上昇します。例えば、主食の食パンは90以上、白米は80〜89、うどんは80とGI値は高めです。けれど、ライ麦パンやおそば、玄米は50〜59とGI値が低め。GI値が低いものを選ぶだけで、糖の吸収を緩やかにすることが可能です。また色の濃いものは、白いものよりGI値が低い傾向があるので、食品を選ぶ時に意識してみて下さいね


以上 いかがでしたか

東洋医学でも、日没後に活動したり、夜更かしをしたりしていると、体を潤す力が低下し、卵子が育ちにくくなると言われています。お布団に入ると、手足だけ火照って外に出したくなる、寝汗をよくかく、うんちがうさぎのフンのようにコロコロしている、、、などの症状に心あたりがある方は、体を潤す力が低下し、卵子の質や成長に影響がでている可能性が大。
メラトニン同様、質の良い睡眠をつくる生活を意識していただくことで、体質を改善することは可能です

今日から意識してみてください

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by Theracua Staff  at 09:55 |  妊娠にまつわるお話 |   |  trackback (0)  |  page top ↑

妊娠できるカラダづくり シリーズ第10回 「五臓タイプー腎について」

妊娠できるカラダ作りシリーズもいよいよ最終回です

10回目の今回のテーマは、、、
妊娠にもっとも深く関わる「腎」です。(※ご自分の五臓タイプは?チェックがまだの方はコチラ

東洋医学では「腎」を強くすれば、自分の生命を維持する力・新しい生命を生み出す力をUPさせることができます。妊娠力もあげつつ、アンチエイジングにもつながる、なんて素敵なのでしょう早速「腎」について、見ていきましょう


●命育む力をつくる「腎」
西洋医学では「腎」は泌尿器系の臓器として水分代謝に関わります。東洋医学でも、「腎」は水分代謝において重要な役割を果たしていますが、それだけではなく妊娠・出産おいてとても大事な「生命エネルギーを貯蔵し、成長・生殖能力を支える」という働きもしているのです。
東洋医学において人の生命の源になるものは、2つあります。1つは先天の精(先天的に生まれ持ったエネルギー)。もう一つは後天の精(後天的に飲食物や呼吸から取り入れられるエネルギー※後天の精についてはコチラ)です。この2つの精が、命を育むためには必要です。
人は両親から先天の精を受け継ぎ、生まれてきます。この先天の精を使い、人は成長し生殖能力をつけていきます。後天の精は、加齢とともに減少する先天の精を補充しています。この先天の精を貯蔵し、生命活動に生かしているのが「腎」なのです。「腎」の機能が低下すると、生命の源となる精が消耗し、老化の加速や生殖機能の低下につながります。「腎」が強く精が充実している人は、若々しく元気で生命力も旺盛です。「腎」が弱く精が不足している人は、生命力が弱く老化や免疫力の低下・不妊などの症状が出やすくなります。

なぜ「腎」の機能が低下してしまうのか。「腎」を強くする方法はあるのか。命育む力をつけるため、しっかり解決していきましょう


●妊娠に重要な「腎」の働きはコレ
① 精(生命の源)を貯蔵し、成長・発育に関わります。また、性機能・排卵・月経など生殖機能の周期的変化をコントロールしています。基礎体温は安定してますか?

② 全身の温冷バランスを調節しています。冷えのぼせなどはありませんか?

③脾や肺と協力して、体内での水分の貯留や排泄をコントロールします。むくみありませんか?

④呼吸で取りいれた「気」を、体の深いところまで引き下げ巡らせます。気づくと呼吸が浅くなってること、ありませんか?

⑤嫌いなものは、寒さです。冷えはきつくないですか?

髪の毛を滋養し、生殖器・肛門の機能を管理します。最近歳を意識する機会増えていませんか?
 

●生命の源泉「腎」
 五臓を「木・火・土・金・水」に分類する五行論では、「腎」は「水」土壌を潤し、植物に栄養を巡らせる生命の源です。「水」がないところに植物が育たないのと同じで、不妊治療においても、生命の源である「腎」のベースがしっかりしていなければ、なかなか結果にはつながりません。


●こんな症状が出ていたら「腎」が弱っているサイン!
白髪が目立ってきた、が聞こえづらい、膝腰つらい、精力が減退した。
  →腎が弱くなると老化が加速し、腎が滋養している髪・耳・骨・膝・腰などに異常が出てきます。変化に気付いたら早めの対策を!
 
びくびくしやすい 最近神経質になってきた。気力がでない。
→精力を巡らせ、粘り強さや根気を生み出しているのも腎。治療に積極的に取り組めなくなってきた。夜物音ですぐ目が覚めてしまう。そんな時は腎が疲れているのかも。
 
疲れやすい、冷えがきつい、下腹部が力ない感じでぺこぺこしている。
→腎が衰えると、生命力が弱まるため全身の臓器・筋骨が虚弱になります。結果、体温や体力の低下につながります。不摂生や睡眠不足で疲れがたまっている時、ご自分のおなかを触ってみて下さい。おそらく腎気があつまるが下腹部(丹田)が弱々しくペコペコしてるはずです。

むくみがひどい
→腎機能が低下すると、水分代謝がうまく調節されずむくみがでます。下半身の冷え、むくみ、疲れを感じたら、それは腎がよわっているサインです。
 
●その生活、「腎」を酷使していませんか?
① 夜遅くまで、スマホテレビ→「腎」を強化するには良質な睡眠が不可欠。寝る前の光は交感神経を興奮させ、眠りの質を低下させます。

②不規則な食生活。3食規則正しく食べていない。→食から作られる後天の精が不足すると、先天の精の消耗も早くなり、「腎」機能が低下します。

③薄着や足首出しファッション。→冷えは腎に直接ダメージを与えます。

④何事も気合で頑張りすぎちゃう。→働き過ぎ、飲みすぎ、食べ過ぎ、遊び過ぎ、寝過ぎ。何事もしすぎは禁物!疲労は腎精を消耗します。


●腎を強くして妊娠力UP+アンチエイジング
十分な睡眠→腎を強化するには良質な睡眠が不可欠。特にPM10時〜AM2時の間に熟睡している状態が理想的です。   

適度な運動をして、足腰を鍛える→下半身の強化は「腎」を養います。

冷え対策→腎は冷えが大嫌い。体を冷えから守り、特に腎に関わる腰回りや下半身は冷やさないようにしましょう。

黒い食べ物ねばねば系。→海苔、黒ごま、黒米、黒豆、なつめ、ひじき、おくら、山芋、木の実。お茶ならほうじ茶。じっくり火を通して作られるので、体を温めてくれます。

エネルギー温存→過労、食べ過ぎ、遊び過ぎなど、し過ぎは、腎のエネルギーを消耗させます。何事もほどほどに、、、

深呼吸→「腎」の気を深く吸い込み体内に取り入れる機能をサポートしてあげましょう。

養生→規則正しい食生活、鍼灸、漢方など養生をしっかりすることで、後天の精が増し、加齢によって減少する先天の精の減少のスピードを遅らせることができます。


いかがでしたか「腎」タイプにあてはまる方は、是非今日から「腎」強化を意識して妊娠力をUPさせていきましょう
by Theracua Staff  at 11:53 |  妊娠にまつわるお話 |   |  trackback (0)  |  page top ↑

妊娠できるカラダづくり シリーズ第9回 「五臓タイプー肺について」

妊娠できるカラダづくり 第9回の今回は、、、、

「肺」タイプについてお話していきたいと思います(五臓の体質チェックはコチラから)

●「肺」って何?
西洋医学では、肺は呼吸機能に関わる臓器です。空気中から必要な酸素を吸い込み、体の中から不要な二酸化炭素を吐き出します。一方東洋医学では、「肺」は呼吸機能だけではなく、水分代謝・免疫機能・血液循環にも関わっています。呼吸を通して入る「息」と食事を通して入る「飲食物」を合わせて、「肺」東洋医学におけるエネルギーである「気」を作ります。この「気」は、体を温めたり、血を造る材料になったり、病気から体を守ったりと、生きる源となるエネルギーです。やる気・勇気・根気・・・など、自分を震い立たせるパワーがある言葉には、「気」がつく言葉が多いですよね。「肺」の気の働きが弱ると、血を造るパワーも、体を守るパワーも弱くなります。東洋医学での不妊治療において、「肺」はとても重要な働きを担っているのです。

「木・火・土・金・水」に分類される五行論では、「肺」「金」に分類されます。「金」とは変化するもの、混じり気のない純粋なものです。樹木の成長において不必要なものを排除したり、「実」を実らせ次の時代へ生命を伝えたりする変化を「肺」が担っています。みなさんの不妊治療においても「実」を実らせる為に、今回はしっかり「肺」について勉強していきましょう♪


●「肺」ってどんな働きをしているの?


①呼吸→呼吸を通じて肺は、宇宙の気(陽気)を体に取り入れます。この宇宙の気と、飲食物から得られた地球の気(陰気)が調和することで、生命力の源となる「気」がつくられます。「天」「地」のエネルギーがあわさることにより「人」が作られるという、東洋医学の考え方です。肺が上手く働かなければ、生命力の源である「気」のパワーも落ちてしまいます。生理周期でいうと、排卵期は卵子が卵巣の壁を破って排卵するため、すごくエネルギーが必要な時期。「気」のパワーが落ちてしまうと、無排卵だったり排卵後の体温の上昇が何日もかかったりすることがあります。

②気の生成と循環→「肺」の働きによって作られた「気」は、全身をめぐります。「肝」や「心」も「気」の循環に関わっていますが、スプリンクラーのように「気」や「水」を全身にまいてくれるのが「肺」のお仕事です。

③血液循環→飲食物から得られる「エッセンス」と「気」が、上手に混ぜ合わさると「血」ができます。また「気」は「血」と一緒に全身をめぐり栄養を届けます。「血」と「気」。どちらかが欠けても、全身の血液循環はうまくまわりません。肺の機能が落ちてしまうと、子宮や卵巣に栄養と血液が届かず内膜が薄い、卵が育ちにくいという状態になることも。着床に必要な内膜のふかふかのベットを作るためには、気血の循環が必要です。

④水分代謝→「肺」の働きによってスプリンクラーのごとく全身にまかれた「水」は、「気」の体温調節機能や免疫機能の働きによって、水分代謝を調節しています。具体的には発汗や排尿、毛穴の開閉調節をしています。つまり汗が全く出ない、肌がカサカサしてる、むくみがひどい・・・などという症状が出ている時は、「肺」や「気」のパワーが落ち始めているサインです。
 
⑤免疫機能→肺の免疫機能を例えていうなら「窓」。体の中に風邪などの邪気が入らないよう「窓」を閉じたり、入ってしまった邪をすぐに追い出すために「窓」を開けたり。体の中の気や水が外に出ていかないよう「窓」を閉じたり、余分な水分を外に出す為に「窓」を開けたり。この「窓」が壊れてしまったら、邪気が入り放題。「気」や水は漏れ放題になってしまいます。


●肺の働きが弱くなる原因はこの3っ
①乾燥・・・「肺」は乾燥に弱い臓器とされています。今の季節、暖房の使い過ぎには注意が必要です。

②水分代謝の異常・・・汗のかき過ぎは、「水」と「気」を外に追い出しすぎてしまいます。「水」が少なくなれば、乾燥に弱い「肺」の力はどんどん弱まるばかり。また肥甘厚味や生冷の過食など(覚えてますか?肥甘厚味についてはコチラ)により、体に湿気がたまりすぎると、肺のスプリンクラー機能がうまく働かなくなります。べたべたした水はスプリンクラーではまけません。

③気分の落ち込み・・・五臓に感情を分類すると、肺は「悲」と「憂」。鬱々と我慢したり、クヨクヨと悲しんでいたりすると、精神状態はどんどん悪くなり呼吸も乱れてきます。呼吸が乱れれば、「肺」の働きも弱まりますし、生命力の源である「気」の出し入れがスムーズにできなくなります。


●こんな症状がある人は「肺」が不妊の原因かも
①呼吸器の異常→咳がでたり、声が出にくかったり呼吸器に異常がでます。

②気血の不足→体のエネルギーの源が不足するので、冷え・疲労倦怠感・立ちくらみなどの症状がでやすくなります。


③水分代謝の異常→鼻水がたまったり、汗をかけなくなったり。冷えがあるのに汗が出すぎたり、むくみや排尿障害がでたり。また、お肌の水分調節も上手くできないので、お肌はカサカサ。喉はカラカラ。水分をとったところで、肺のスプリンクラー機能が低下している場合はすぐには改善できません。

④免疫機能→体を守る「窓」が空きっぱなしになるので、風邪をひきやすくなったり、汗が止まらなくなったりします。


●「肺」が弱い方へのアドバイス
①夏のエアコン要注意! クーラーにあたりすぎると、汗を自然にかきにくくなります。肺の水分調節の「窓」をスムーズに開閉させるためには、自然に発汗させることも重要です。

②冬は暖房にも要注意!暖房によっておこる「乾燥」は、肺の機能を低下させます。
加湿器を付けたり、換気をしたり、乾燥しすぎないよう注意してください。濡らしたタオルを部屋にかけるのも効果大!喉の乾燥には、ミントティーやカモミールティーもおすすめです。

③肺を潤す食べ物はコレ!
フルーツなら「秋」に出てくる、りんご・ぶどう・柿など。色は「白」の、白きくらげ・山芋など。味は「辛味」で、ネギ・たまねぎ・にんにく・生姜・シナモンなどがおススメです。もちろん、食べ過ぎは逆効果なので気をつけてくださいね。

④気分の落ち込みは気の滞りにつながります。呼吸を意識することで、気の滞りを防止!ウオーキングやヨガは、気の滞り防止に最適です。

⑤汗のかき過ぎには注意!汗をかきすぎると、「肺」や「気」のパワーが弱まり、「水」も不足します。「肺」タイプに人は特に、岩盤浴やサウナなど、汗をかき過ぎないよう気を付けてください。

⑥しっかり休息!たっぷり睡眠をとって、疲れをためないこと。
無理をしすぎると、どんどん「気」を消耗して「肺」の力も弱めてしまいます。


いかがでしたか
「肺」タイプの方は是非参考にしてみて下さい次回はいよいよ不妊克服の鍵となる「腎」についてお話していきますお楽しみに
by Theracua Staff  at 14:02 |  妊娠にまつわるお話 |   |  trackback (0)  |  page top ↑

妊娠できるカラダづくり シリーズ第8回 「五臓タイプー脾について」

「妊娠できるカラダづくりシリーズ」8回目の今回は、、、

「脾」タイプについてお話していきます
 ※五臓の体質チェックがまだの方はコチラから

● 「脾」って何?
皆さん「脾」と聞いて、どんなイメージをしますか?西洋医学での「脾臓」は「血液のお掃除屋さん」。古くなった血液を処理したり、血液中の異物を取り除く役割を果たしてしています。一方東洋医学での「脾」は消化器全般の働きを担っています。といっても消化吸収だけではなく、飲食物から気・血・水を作り出し、栄養を全身に巡らせています。
皆さんは「血の道症」という言葉を聞いたことがありますか?
「血の道」という言葉は江戸時代から使われており、「血の道症」は月経・妊娠・出産・産後など、女性特有のホルモン変化に伴って現れる症状を表します。血液不足の『血虚』や血の滞りがある『お血』など、血に関連する異常があると婦人病を引き起こします。「脾」はこの「血の道」を安定させています。

人には持って生まれたエネルギー(先天の精)と、食事や呼吸から作り出り出されるエネルギー(後天の精)の2つがあります。脾は後天のエネルギーとして、気血水の源となり、生命活動にとって重要な役割を果たしています。生殖機能を支える「先天の精」は、残念ながら加齢によって少しずつ減っていきますが、「後天の精」を増やす事で既に減ってしまった「先天の精」をある程度補うことができます。一言で言えば「アンチエイジング」の働きがあるわけです。「脾」=消化機能が低下すると、「後天の精」が取り込めません。すると「先天の精」の消費が大きくなり、生殖機能も低下します。つまり「脾」を強くすることは、「生殖機能を強くすること」。お子様を望まれてる方にとって、とても大切なのです。

「脾」は五行論の「木・火・土・金・水」でいうと「土」。新しい命が健やかに成長するために、肝の「樹木」心の「太陽」と同様、水分と栄養を樹木全体に行き渡らせる土壌は成長の基盤として不可欠なのです。


● 「脾」の具体的役割って?  
①必要なものを吸収して不要なものを排出する!
 飲食物を消化吸収し、気血水を全身におくっています。この作用は「運化と呼ばれています。気血水はこの運化作用によって、飲食物から作られます。この機能が正常に働くとことで、栄養が全身へめぐり、生理活動を営めます。また飲食物を吸収した際にでる余分な水分を、汗や尿として排出しています。

②大事なものを持ち上げる!
消化吸収した栄養を胃から上の臓器(心や肺)に送っています。心や肺に送られた栄養は気血として全身に巡ります。この上に上にひっぱる機能は、内臓を正しい位置に固定させる力をもっています。

③大切な血をとどめる!
血が順調に流れ、血が体の外に溢れでてしまうのを防いでいます。


●脾の働きが弱くなる原因
① 「肥甘厚味の過食」→「肥」は脂肪、「甘」は甘いもの、「厚」は高カロリーなもの。肥甘厚味を食べ過ぎると、余分な湿気や熱が身体に溜まります。この「湿」と「熱」は、「脾」の消化機能を低下させます。油物や脂肪の多いものを食べ過ぎると、お腹の調子が悪くなるという方は要注意!「脾」の機能が低下しています。体がむくみやすいという方も「湿」が溜まっている可能性が大!食生活を見直してみましょう!

②「生冷過食」→生もの、冷たいものの食べ過ぎも、同様に「脾」の機能を低下させます。

③「考え過ぎ」→「脾」と関係が深い感情は「思」。ウツウツと考えすぎると、気の巡りも悪くなります。考えすぎて、食欲がない、、、なんてことありませんか?「食べることは生きること」。健全な食生活により、栄養を身体全体に巡らせるためには、考えすぎは厳禁です。

●脾の機能が低下すると
① 吸収できない!→異常きたすと、消化吸収機能が低下します。具体的には食欲不振、やせ、便秘、腹痛下痢などが起きます。水分代謝にも影響が出るため、水分が体体に溜まりむくみや痰などの症状が出やすくなります。「脾」は後天のエネルギーの源。エネルギーを吸収できないと、新しい命を作るエネルギーも不足します。

②持ち上がらない!→全身の巡りに異常をきたすと、気血水の源が不足するので、脱力感やめまい、膨満感下痢などが起こりやすくなります。また上へあげるエネルギーが低下するため内臓下垂が起こり、消化器や生殖器の位置が狂います。

③とどめられない!→異常をきたすと、出血しやすくなります。内出血、血便、血尿、不正出血などがみられます。


●対策
①水分代謝を促す作用のあるものを口にする。たとえば、紅茶やプーアール茶・ウーロン茶、コーヒーは水の代謝をよくする利水効果があります。冷たい飲み物は脾にはよくないので、温めて飲んでください。体にむくみ「湿」がたまってきたら、水分はとりすぎなので、少し控えめに。ただしカフェイン摂取に関しては賛否両論があるので、過剰摂取には注意してくださいね。ちなみに当院では、妊娠中のカフェインの摂取を控えるようにご指導させていただいております。

②いつまでもクヨクヨしたり、思い悩んだしない。
適度な運動や気分転換で、滞った「気」を流しましょう

③油物、甘いもの、高カロリーなものは食べ過ぎないこと。

⑥食養生としてはトウガン、ハトムギ、小豆などの利尿作用のあるものがお薦めです。ただし体を冷やす涼性のものが多いので、体を温めるショウガや唐辛子などの香辛料を一緒に取りましょう。お刺身など冷たいものを食べるときも、お味噌汁を追加するなど、温かいものを一緒にとるようにしてみてください。また脾を補う「黄」にあたる緑黄色野菜などもオススメ。山芋、いんげんまめなども脾を補います。


いかがでしたか
脾タイプの方はぜひ参考にしてみてください
by Theracua Staff  at 19:38 |  妊娠にまつわるお話 |   |  trackback (0)  |  page top ↑
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